製品情報

JNM-ECAⅡ シリーズ FT NMR装置

JNM-ECA Series FT NMR装置

自由度を高めるマルチシーケンサー

JNM-ECAⅡ分光計の最大10チャンネルにおよぶラジオ波(RF)パルス出力とパルス磁場勾配(PFG)出力はそれぞれ独立したシーケンサーで制御され、同期、非同期問わず自由に制御することができます。JNM-ECAⅡは非常に高い自由度でパルスシーケンスを設計、実行することができます。

どこからでもコントロールができる分光計制御コンピューター

分光計筐体内に組み込まれているスペクトロメーター制御コンピューターは、操作コンピューターとは独立して測定します。
また、データを大容量ハードディスク内に保存しておくことが可能です。
高度な自動測定さえも独立して実行できる仕組みにより、どこからでも分光計に接続し、測定の実行、途中経過の確認、データのダウンロードを実行することができます。

高分解NMR スペクトルを実現するシム/ ロック

ユーザーインターフェース(UI)から制御可能な最大44 のシム項を高精度デジタル制御により最大110 チャンネルのシムコイルに展開、超伝導マグネットの磁場を空間的に均一に補正します。
同時に、低ノイズの電源とロック機能、オートシム機能の協調動作により、時間的な磁場均一性も実現。この高精度磁場補正技術により高磁場でも高分解なNMR スペクトルが得られます。
DM シム:21 シム項/24 チャンネル/400MHz 以下
LG シム:44 シム項/110 チャンネル/500MHz 以上

長時間にわたる高い安定性を実現

  • RF 照射

JNM-ECAⅡは大幅に集積化されたRF 回路によりRF の位相、強度ともに長期にわたり高い安定性を保ちます。
これにより、長時間の安定度が必要とされる溶媒消去測定や差スペクトル測定においても良好な測定結果が得られます。

  • エア制御系

JNM-ECAⅡのエア制御系は高安定度を誇り、溶液サンプルスピニングおよび温度制御においてその威力を発揮します。とくに温度制御の安定性は長時間測定における分解能や多次元測定のノイズ低減に影響するため、品質の高いスペクトルを得る ためには必須の性能です。

ユーザビリティを高めた新型プローブ

新型プローブは、前面に各チューニング/ マッチングダイヤル値情報やチューニングの反射値を表示する液晶ディスプレイを配置。
デザイン性と機能を融合させたユーザーが使いやすいインターフェイスを提供します。
チューニング/ マッチングダイヤルの自動キャリブレーションなど機能性も高め、ユーザビリティの向上を実現しています。


プローブ

次世代の自動チューニングシステム Autotune II

Autotune II は定評のあるJEOL RESONANCE の自動チューニングユニットを進化させた次世代の自動チューニングシステムです。
より高速となった自動チューニングのアルゴリズムとフレキシブルなチャンネル構成への対応により、大幅に向上した機能性を体感できます。


Autotune II

固体VT が標準機能に

固体の物性分析では低温から高温へかけて広い範囲での温度制御は欠かせない機能です。
新型固体プローブとJNM-ECAⅡ分光計の組み合わせにより、固体の温度制御測定が標準機能として使えます。
追加オプションが必要

小さく、経済性に優れた新型マグネット

線材から新規設計されたJEOL RESONANCE のマグネットは従来型マグネットより15%小型化。 漏洩磁場が少なく、手狭な空間でも自由にNMR システムを配置することが可能です。また液体ヘリウム蒸発量を少なくし、ランニングコストの低減を実現。
また、JEOL RESONANCEの防振台を装着したマグネットは耐震性を考慮に入れ設計しているため、過去に一度も転倒したことがありません。
万が一の災害における被害を最小限に抑えます。
500MHzの磁石の天井高にて算出


新型マグネット

より直感的に使えるソフトウェア

JNM-ECAⅡで初めて採用されるNMR ソフトウェア Delta Ver. 5.0.3 にはシンプルさと高度なユースへの対応を同時に実現する、簡易測定用インターフェイスを追加。
またJEOL RESONANCE 独自の技術であるMAGIC SHIMMING(特許出願中)も導入、固体NMR 利用時の分解能調整が自動化され容易になりました。


新型マグネット